アルファードの燃費を考えていくと、ハイブリッドのシステムはなくてはならないものであるといえる。
中古車市場においても、大きく異なる数値になることから、今後は価格に大きな差がつく可能性が高い。
アルファードはハイブリッド一択になる
大きな重量を抱える車にとって、燃費とパワーという二つの命題は、二律背反の関係にあり、どちらかを取ればどちらかを捨てなければいけない、バランス感覚が重要でした。
ところがこの関係を、ハイブリッドシステムという革新的アイデアが破壊してしまったのです。
それは燃費を向上させつつ、パワーを稼ぐこともできる夢のようなアイデアだったからなのです。
アルファードは、最上級のミニバンであるということ以上に、大きな重いボディを抱えなければいけないという条件がありました。
人を乗せ、荷物を載せて、さらには室内高を稼げば、重量は必然的に重くなり、エンジンパワーを必要とすることから、燃費は低下してしまっていたのです。
ほかのメーカーから比べれば、まだまだいいほうではありましたが、市場からは更なる向上が求められ、アルファードにも投入されていくのです。
アルファードの場合には、燃費を15km/lまで向上させることに成功しました。
この数値は、セダン並みの燃費に当たり、すでにこの重いクラスのミニバンが出せる数字ではない、別次元の数字になってきてしまったのです。
これにより、アルファードはハイブリッドであることが当然のように求められ、中古車市場においても変化が出てきてしまいました。
もとより維持費が高い車であるため、中古車市場であっても簡単に手が出せるものではありません。
それが燃費を向上させるというだけでも、ターゲット層に変化が出てくるのです。
今後は、ハイブリッドであることが査定の中心になってくることが予想されます。
もしも、買い替えを検討しているところであれば、早めに決断していくことも重要な選択肢になります。
廃車ドットコムの買取価格が下落した後には、回復させることは不可能に近いため、今のうちに乗り換えてしまい、差額分は無料一括査定で補い、向上させた燃費で見ていくなど、考え方を変えていかなければ、最終的に大きな差がついてしまうことも予想できるのです。
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